今回は、私が実体験で経験した内容について紹介します。
その内容とは、香港・マカオに旅行に行った際にクレジットカードについてです。
香港とマカオはバスで行ける距離ということもあり移動もしやすい場所です。
その香港とマカオのクレジットカードが利用できる国際ブランド、利用できないブランドについて紹介します。
香港・マカオは中国領土?
では、香港とマカオは中国領土なのか?と疑問を持つ人も多いでしょう。
香港とマカオは共に中華人民共和国の領土です。
それぞれが「特別行政区(Special Administrative Region, SAR)」として、通常の中国本土とは異なる高度な自治を有しています。
香港(Hong Kong)
- 返還元:イギリス(1997年に中国に返還)
- 制度:「一国二制度」に基づき、資本主義経済・独自の法律・行政・司法制度を維持(50年間の約束、2047年まで)
- 現状:最近は国家安全維持法などにより、中国中央政府の影響力が強まっている
マカオ(Macau)
- 返還元:ポルトガル(1999年に中国に返還)
- 制度:こちらも「一国二制度」に基づいて、独自の制度を維持
- 特徴:カジノ産業が中心で、中国本土とは異なる法制度がある
中国領土でも別々の入国審査が必要
香港とマカオは中国領土ですが、特別行政地区の分類となるため、行政・法律・経済制度は独立性が高くパスポートは別々です。
そのため、それぞれ入国審査が必要となります。
日本からだと入国カードは不要
本から香港への渡航に際して、入国カード(出入国カード)の提出は不要です。
2024年10月16日より、香港では入国および出国時の出入国カード(旅客抵港/離港申報表)の提出が廃止され、入国手続きが簡素化されました。
日本国籍者の香港入国に関するポイント
- ビザ:観光や一般商用目的で90日以内の滞在であれば、ビザは不要です。
- パスポートの有効期限:滞在日数が1ヵ月以内の場合は、入国時に「1ヵ月+滞在日数」以上の残存有効期間が必要です。
- 税関申告:申告が必要な物品(例:たばこ、アルコール、一定額以上の現金など)を持ち込む場合は、税関申告書の記入と提出が必要です。
最新の情報は、香港入境事務處(Immigration Department)や外務省の海外安全ホームページなどで確認することをおすすめします。
・マカオも同様に2013年10月より廃止されています。
利用できるクレジットカード
香港・マカオで利用できるクレジットカードについて紹介します。
基本的にメジャーな国際ブランドは利用可能ですが、一部利用できないクレジットカードがあるので注意が必要です。
- VISAカード
- MasterCard
- ダイナースカード
- Union pay(中国のクレジットカード)
VISA、MasterCardでオススメクレジットカード
では、オススメするVISA、MasterCardを紹介します。
今回オススメするクレジットカードは旅行に特化したクレジットカードです。
海外旅行保険やマイルが貯まるクレジットカードを紹介します。
エポスカードVISA
まずはエポスカードです。
エポスカードはVISAブランドで年会費が無料で利用できます。
さらに海外旅行保険が自動付帯と無料クレジットカードとしてはかなり有能なクレジットカードの一つです。
ANAワイドゴールドカードVISA
続いてANAワイドゴールドカードVISAです。
このカードはゴールドカードで年会費16,500円の料金が発生しますが、空港ラウンジ(カードラウンジ)が無料で利用することが可能です。
ANAマイルも貯めることが出来ますし、一定の条件を達成するとANAの上級会員(SFC)の資格を得ることが出来ます。
三井住友NLカードMasterCard
続いては三井住友NLカードMasterCardです。
このカードは年会費無料で利用することができ、MasterCardのブランドを選択することが出来ます。
三井住友NLゴールドカードなら年間で100万円以上決済すると翌年度から年会費が永年無料で利用することが出来ます。
JALカードMasterCard
最後に紹介するのはJALカードMasterCardです。
このカードもJALカードが提携しているのでJALマイルが貯まります。
ANAよりJAL便の方が搭乗が多い人はJALカードMasterCardを作ることをオススメします。
利用できないクレジットカード
では続いて利用できないクレジットカードについて紹介します。
旅行好きなら持っている人が多数の国際ブランドのクレジットカードが利用不可の場所もありますので要注意です。
- JCBカード
- アメリカンエキスプレスカード(AMEX)
私自身がこのJCBカードとAMEXカードをメインとして利用しているため利用できない店舗が多かったので驚きました。
アメックスに関しては、おそらく中国政府とアメリカ政府の経済状況の理由なのかなと感じております。
オススメ交通系ICとクレジットカード
続いて、クレジットカードでは無いのですが、キャッシュレス決済の一部である、交通系ICカードについて紹介します。
香港でオススメのICカードはoctopusカードです。
地下鉄やバス、そしてコンビニなどの買い物にも利用できる便利なカードです。
日本で例えるとSuicaの香港版と認識しておいていいでしょう。
iPhoneユーザーなら簡単にApple Payで作成可能
iPhoneを利用している人なら、モバイルoctopusカードが簡単に作成することが可能です。
では、iPhoneユーザー限定になりますが、octopusカードの作成方法について紹介します。
- Walletを開く
- Walletの右上にある+ボタンをクリック
- 交通系ICカードをタップして新しい交通系ICカードを追加するか以前の交通系ICをタップし追加する
- リストから交通系ICカードをクリックするか、場所やカード名で選択する
- カードに入金する金額を選択し、追加をタップする
- カードに追加するを選択した場合は購入をタップする
- 画面の案内に沿って購入手続きをし交通系ICカードを追加する
香港とマカオの通貨は別々
香港とマカオの通貨に関しては別々の通貨となります。
香港は香港$、マカオはマカオパタカという通貨を利用します。
しかし、どちらもキャッシュレス決済が普及していますのでクレジットカードで決済することをオススメします。
まとめ
今回は、香港、マカオのキャッシュレス事情について紹介していきました。
香港、マカオ共に現在はキャッシュレスが普及しているので安心してクレジットカードを利用することができます。
しかし、JCBやAMEXカードは利用できる店舗が少ないため、VISAもしくはMasterCardを持っていくことをオススメします。
香港マカオへ旅行に行く際は、安心して充実した旅行にするために日本にいる時から準備を万全にしておきましょう。